LGBT+ ジェンダー フェミニズム 自己肯定

道を切り開いた女性たち – 3月の女性史月間に寄せて

みなさんこんにちは。ご存じでしたか?3月は女性史月間です。それに寄せて、Google がこんな動画を公開しました。世界で初めてを成し遂げた女性たちを祝福する素敵な動画です。これにインスパイアされる形で、本日は日本で初めてを成し遂げた女性たちを特集してみたいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=Oy-L-OVwmZQ

すべてのことにおいて、「初めて」を成し遂げるのは大変なことです。目標とするロールモデルとなる人がいない中で、自分の進む道を信じて進んだ女性たちが、歴史を作ってきました。そんな、道を切り開いてきた女性たちに敬意を表して。

1885年 – 日本で初めて医師になった女性

荻野吟子さん

日本で初めて、国家資格としての医師免許を持った女性です。荻野さんは女性運動家としても活動をされていました。

当時、女性の医者は「前例がない」という理由で(今でもよく聞く言葉ですね、、)、医術開業試験(医師が開業するための試験)を受けさせてももらない、ということを経験しながらも、1885年に女性の医師として初めて産婦人科を開業されました。

1946年 – 日本で初めての国会議員になった女性

佐藤きよ子さんら

1946年といえば、初めて日本で女性に参政権が認められた年です。この年に佐藤さんら39名の女性が初めて国会議員になりました。佐藤さんは国会議員をやめた後も、ホームレスの方の支援などにご尽力され、2019年にお亡くなりになりました。

1960年 – 日本で初めて大臣になった女性

中山マサさん

1911年、今から100年も前の時代に、アメリカへ渡り現地の大学を卒業、その後教師を経て、政界に進出されました。その後、日本で初めて女性の閣僚として、厚生大臣になられました。母子家庭への自動扶助手当の支給を実現されました。

1970年 – 日本で初めての東大の教授になった女性

中根ちえさん

幼少期に中国への在住経験がある彼女は、人類学の研究者として世界各地で調査を行い、その後書いた論文が評価され、書籍化もされました。その後東京大学で初めての女性の教授に就任。

また彼女は、女性初の文化勲章の受賞者にもなりました。

1994年 – 日本人で初めて宇宙飛行士になった女性

向井千秋さん

外科医として働いていた向井さんですが、当直明けに読んだ新聞に載っていた、宇宙開発事業団の宇宙飛行士募集の記事を見たことをきっかけに、宇宙飛行士を志します。(医師であり宇宙飛行士って、、すごい)1994年、スペースシャトル・コロンビア号にアジア人女性初の宇宙飛行士として搭乗されました。

2003年 – 日本初のトランスジェンダー議員となった女性

上川あやさん

東京生まれの上川さんは、2003年日本で初めて、LGBTQ+を公言する女性として世田谷区議会議員選挙に立候補し当選されました。LGBTQ+の問題に関わらず、母子家庭、障がいを持つ人など、社会的少数者の環境改善に関する様々な問題に取り組んでおられます。

2010年 – 史上初のJALの機長になった女性

藤明里さん

高校生のころからパイロットを志しておられた藤さん。国内ではまだ女性機長の前例はありませんでしたが、「性別が関係する仕事ではないはず」と信じ、パイロットを目指した藤さんは、2010年JAL史上初めて機長に就任されました。

XXXX年 – 日本で初めての総理大臣になった女性

ご存知の通り、日本ではまだ首相になった女性はいません。近いうちに、歴史的瞬間をこのサイトで取り上げらられる日が来るのを心待ちにしています。

あなたの周りの、道を切り開いた女性は誰ですか?

いかがでしたでしょうか?最後に、あなたの周りの、道を切り開いてきた女性たちについて考えてみて下さい。身近なところで、例えば、家族の中で初めてフルタイムで働いたママ、とか、自分の周りで初めて女性管理職になった友人、とか、初めた脱サラして自分の事業を初めた女性、とかあなたの周りにも素敵な女性がたくさんいるはずです。

コメントを残す